前編、中編では、肌の土台を整えることの大切さをお伝えしてきました。
では、肌の調子が安定してきたら、次に何をすればいいでしょう?
肌が安定してもすぐ肌が美しくなるわけではなく、むしろ「守るケア」だけでは物足りなさを感じる場面も出てきます。
そのときになると、美容治療の出番だったり、攻めの医療専売コスメだったりします。
肌の土台が整った後にやること【3つ】
①エイジングを意識した「攻めのスキンケア」
肌のバリア機能が安定してきたら、ようやくこのタイミングで「攻めの成分」を検討する余地が出てきます。
ただし大切なのは、強さではなく、目的が明確であること。
・ハリを底上げしたい
・キメを整えたい
・くすみを溜め込みたくない
といった目的に応じて、レチノールや高機能美容液を無理のない頻度・量で取り入れることがポイントです。
土台が整っていない状態での攻めは、トラブルの原因になりますが、整った肌に対する適切な刺激は、年齢肌の味方になります。
特にレチノールでピュアレチノールを使うのは、初心者🔰にはハードなことが多く、赤ら顔のお悩みの場合は、使わない方がいい人もいらっしゃると思います。
代表的な美容成分を以下に記します。
・レチノール:乾燥、赤み、皮むけ(レチノール反応)
・ビタミンC:易刺激性、ひりつき
・ピーリング成分:易刺激性、ひりつき、赤み、皮むけ
・ペプチド、幹細胞培養液(成長因子)
・トラネキサム酸、ナイアシンアミド、グリチルリチン酸2K
一般的には、たくさんあるコスメの中から、目的に応じて製品を選ぶよりは、ブランドを揃えてなるべくライン使いしたほうが、成分のバランスがとりやすいので使いやすいですね。
だけれど、コスメブランドを変える時は、一つ一つの製品を最後まで使い切ってから新しい製品に切り替える方が多いと思いますので、途中で混在することもよくある話。
私見になりますが、エンビロン、リビジョンの製品はそれぞれ配合に特徴があるので、できればライン使いが良くて、レカルカやゼオスキン、At.skinは単品でも使いやすい構成成分のものが多いので、ブランドに拘らず混ぜて使ったり、ブランドの移行もしやすいです。
ポーラメディカルのダイヴシリーズも症状別に尖った⛰️製品展開されていて、ライン使いしてもいいし、単品で投入しやすいのでお勧めしています(※初回診察要)
また、製品そのものを使ってエステ施術を受けられるエンビロンやレカルカは、クリニックのケアとホームケアが連動するので、スキンケア好きなファン層にとっても人気✨
普段のケアはエステで、たまに機器治療や注入治療を取り入れて、肌管理にクリニックを賢くご利用いただいている方もいらっしゃいます。
たくさんあるコスメ、何を使ったらいいかわからない方には、レカルカやエンビロンのスキンケアを体感したり、新しいコスメを試したりするのにもエステメニューはオススメです!
② 美容施術との併用は「相乗効果」を意識
スキンケアと美容施術は、競合するものではなく、役割が異なるものです。
美容施術は、お悩みにフォーカスしたレーザーや高周波などの施術や、肌全体の底上げを図る(肌育)目的の治療とがあります。
40代以降の施術選びで大切なのは、今の回復力で受け止められるかという視点です。
・ダウンタイムが短いもの
・肌の再生を促すタイプ
・定期的に続けられる施術
などの視点で、受ける施術の種類や順番を検討していきます。
光熱、超音波や高周波、また注入製剤などで、皮膚に刺激を与え、そのMechanical Reactionにより、コラーゲンを作るよう働きかけ、継続して行うことでコツコツと肌を育て美肌や若返りが期待できます。
施術前後の敏感な肌をスキンケアを使って毎日整えていくことにより、美容施術の後の期間を快適に過ごすことにもつながるので、できるだけ使用していた方がいいですね。
何よりも、肌の土台が整っていると施術後の回復が早く、治療効果も上がりやすくなるのです🙌
逆に、肌に乾燥や炎症が残ったまま施術を行うと、ダウンタイムが長引くことも😢
「施術の前後こそ、基本のスキンケアが重要」
これは日々の診療の中で、繰り返し感じていること。
ダウンタイムを軽くするためには、傷ついた肌を修復再生させる美容成分主体、保湿、抗炎症作用の成分のコスメ、刺激の少ない日焼け止めを準備すると万全です。
特に機器による施術で赤みが生じた場合、抗炎症作用のスキンケアを併用することで赤みや痒み、皮めくれを早く消褪させることができるので、併用された方がいいですね。
日中に手軽に使える保湿のミスト、日焼け止めスプレー、日除のグッズなどもお役立ちです。
③ 抗酸化サプリは「内側からの下支え」
エイジングを考えるうえで欠かせないのが、酸化ストレスと、細胞レベルのエネルギー低下です。
紫外線、睡眠不足、ストレスなどによって、体の中では日々酸化が進んでいます。
スキンケアだけではカバーしきれない部分を、抗酸化サプリで内側から補うことで、肌の回復力や安定感を支えることができます。
抗酸化ビタミンのA、C、E、そして当院ではメロングリソディンプロを抗酸化サプリとしてみなさんにおすすめしています。
また、年齢とともに、体内でエネルギーを生み出す力は少しずつ落ちていき、それは肌の回復力やターンオーバーにも影響します。
NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)は、体内でNAD⁺の材料となり、細胞のエネルギー代謝や修復機能に関わる成分として注目されています。
NMNは、スキンケアや施術の代わりではなく、体内から健康を整えた結果、健康美肌へのアプローチをするもの。
マリポサではNMNのパイオニア、阿部養庵堂の製品を取り扱っています。
抗酸化サプリやNMNを含め、サプリメントは品質と摂取量にご注意を⚠️
すなわち、原料や製造背景が安全であること、過剰な摂取を行わないこと、あくまでもサプリメントは食事で摂る栄養の補助で無理なく継続する、ということをご理解ください。
その他、日々の食事や病気の治療薬などの影響も受けることがありますので、気になることがあれば、些細なことでもお尋ねください。
スキンケアの選び方は、どう組み合わせて、どう続けるかが結果を分けます。
そして、スキンケアだけでなく、たまには美容医療で必要な刺激を適切に入れる、インナーケアと生活習慣(運動、睡眠、ストレスなど)で支える。
このバランスが取れたとき、年齢肌はもっと安定し、無理のない美しさを保つことができるようになり、“美容コスメ沼”にハマる人も🤭
頑張りすぎない、でも諦めない・・・
自分のお肌と向き合うこと、大切に扱うことがスキンケアの基本の第1歩ですね🚶